矯正を始めるタイミング

TIMING

矯正を始めるのに年齢は関係ありません

大人でも子どもでも「歯並びをきれいにしたい」
と感じたときが
治療を始めるベストタイミングです

矯正治療について、「子どもが○歳になったから相談に行かなきゃ」「大人だからもう遅い」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
矯正治療に年齢制限はなく、歯と歯肉が健康であればいつでも始められます。とくに小児矯正は、歯の状態(乳歯・永久歯の生え替わりの状態)に合わせ、最善と思われる治療をご提案できます。
年齢を問わず、「きれいな歯並びにしたい!」と積極的な気持ちになれるときが、治療を始めるのに適したタイミングです。歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。

小児矯正では、お子さまの「やる気」と「気持ち」が大切です

小児矯正では、お子さまの「やる気」と「気持ち」が大切です

当クリニックで留意しているのが、「お子さまが治療途中で挫折してしまうデメリット」です。
永久歯が生えはじめると、毎日少しずつ歯が萌出してきます。歯がきちんと並ぶ適度なすき間をつくるため、早い段階で矯正治療を始めるのは望ましいことです。
しかし当クリニックでは、そのメリットよりもお子さまご本人の「やる気」に着目し、「矯正してみたい!」という気持ちがある時期に治療を始めることを最優先しています。
「何でこんな治療をするの…?」と消極的な気持ちで治療を始めた結果、途中で治療をやめてしまった、ということでは意味がありません。

当クリニックでは、ご来院時の歯の状態(乳歯・永久歯の生え替わりの状態)から最終的な仕上がりを予想し、現時点で何をすべきか判断しています。

小児矯正では、お子さまの「やる気」と「気持ち」が大切です

また、お子さまには、早めに治療を始めるメリットと、治療せずいまのままでいるデメリットをご説明しますが、決して無理強いはしません。ご本人に治療を受けたいか否かをお聞きし、もし治療を受ける意思がなければ、治療を受け入れられるようになるまでお待ちします。
お子さま自身が「やりたい!」「できる!」と治療を受け入れられる時期に、ご本人の歯の状態に合わせた適切な治療を始めることが大切です。ご本人の意思を尊重し、寄り添いながら治療を進めていきます。

時間のかかる治療だからこそ、やる気と気持ちが大切です

矯正治療は長期にわたるうえ、お子さまの性格によって進行状況や結果が左右されますので、ご本人の「やる気」と「気持ち」が大切です。ご家族の方には、そこをご理解いただけますと幸いです。もちろん、症状によっては治療のタイミングを逃せない場合もあります。そのようなときはきちんとお伝えしますので、ご検討いただければと思います。

大人になってからでも遅くはありません

大人になってからでも遅くはありません

「大人になってから治療しても遅い」ということは決してありません。
大人になってからの矯正では、目立ちにくい矯正装置を選ぶことも可能なので、装置の見た目が気になる方も安心して治療ができるでしょう。また、日に日に改善していく歯並びに喜びを感じながら、モチベーション高く治療に取り組まれている方も多いです。
「歯並びをきれいにしたい」と感じたときに、ぜひご相談ください。

矯正治療を始めるタイミング

乳歯と永久歯両方がある時期(混合歯列期)

乳歯と永久歯が混在する混合歯列期は、ほとんどの症例において矯正治療を始めるのに適した時期です。この時期は本格的な治療は行なわず、顎骨の成長をコントロールしながら歯並びや噛み合わせが乱れる原因を改善し、永久歯が適切に生えるための土台づくりをします。小児矯正で「1期治療」とよばれるのがこの混合歯列期の治療です。1期治療を行なうことにより、永久歯が生え揃ってから治療が必要になる場合も、抜歯の回避や治療期間の短縮が期待できます。

永久歯が揃ってからの矯正(成人矯正)

18歳以上の成人になると、体の成長がほぼ完了し、骨格も安定します。小児矯正では顎や歯の成長発育を考慮して治療を行なう必要があるため、治療法や使用できる装置に限りがありますが、成人矯正では患者さまのご要望やご予算に合った矯正装置を選べます。当クリニックでは、スタンダードな表側矯正だけでなく、装置が見えにくい「舌側矯正」や、費用を抑えつつも目立たない「ハーフリンガル」などの矯正治療もご提供していますので、装置の見た目が気になる方はぜひご相談ください。

年齢を重ねてからの矯正(中・高齢者の矯正治療)

「歯の矯正は若いころにするもの」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、矯正治療は年齢を重ねてからでも決して遅くありません。歯並びが良くなると見た目の印象がアップして若々しく見えるため、エイジングケアとして矯正治療を始める方もいらっしゃいます。
また、歯並びを整えると歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを低減させることもできます。美しく健康な歯でこれからの人生をより活動的に過ごすためにも、歯並びが気になる方は矯正治療をご検討ください。

●矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生え揃った後に行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
  • ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • ・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • ・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
  • ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
  • ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

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